独立・開業した時に「知らなかった」では済まされないのか経理です。
どのような会社であっても、お金の管理は最も重要なことだと思います。
今までサラリーマンで経理とは無縁だった方でも、開業した時には経理についての基礎知識は身につけておかなければなりません。
今回は経理で最低限知っておいていただきたいことについて解説します。
「経理」が必要な理由とは
開業したら、経理の知識は必須です。
もしかすると何も把握していないままで、全て従業員にお任せしている社長さんもいるかもしれません。
しかし、経理の知識を持っている経営者とそうではない経営者では後々会社運営が大きく変わる可能性があります。
例えば、経理を知っている経営者は、資金がショートしたにも早急に気が付くことができます。もしもの時にはすぐに資金繰りの為に必要なアクションを起こすことができます。
経理を知らない経営者は危険信号に気付くことができません。対策が遅れてしまい、最悪の場合は会社の経営を続けることが難しくなるかもしれません。
また、掛け売りをしている場合、毎月しっかり売上があるからと安心していると、予定した日に入金されずに黒字倒産という結果になってしまうこともあります。
このような予期しないことが起きる可能性があるので、経営者は常に資金繰りに注意をしておかなくてはなりません。
経理の知識をしっかり付けておくことが会社経営には不可欠だと思います。
知っておくべき経理の基礎知識
もし経理の数字が苦手でも、これだけは知っておいた方が良い!という経理の基礎知識をご紹介します。
経費の取り扱いについて
会社で偉くなると何でも経費でおとせると勘違いして
・買い物すれば経費
・ご飯食べに行ったら経費
と、なんでも経費にできると思っている人がいらっしゃいます。
しかし、そのようなことはなく会社の「経費」と「私費」の区別をしっかりしなくてはいけません。
事業の運営に必要不可欠なお金のみが「会社の経費」として認められています。
「経費の水増し」という言葉をよく耳にしますが、経費を水増しして申告した場合は、経費が増えた分会社の利益は減ることになります。
結果的に、税金の金額が本来納める金額よりも減少します。
節税効果だと誤解している人もいますが、実際は脱税になり立派な犯罪行為です。
犯罪行為は絶対にしないクリーンな運営を行なわなくてはいけません。
しっかり会社の経費と私費を明確に区別するようにしましょう。
証憑(しょうひょう)を大切に保管しましょう
証憑(しょうひょう)とは、請求書や契約書などの事業を介して行なった取引の証拠となる書類のことをいいます。
実はレシートもこの証憑に含まれています。
経営者の中には、レシートを捨てたり受け取らなかったりする方もいらっしゃると思います。
会社の経費にしたいレシートは、大切に保管するようにしましょう。
税金は自ら申告する
開業していない場合、税金の支払いのほとんどは、税務署からお知らせが来て納めていると思います。
所得税や住民税も会社で年末調整を行なってくれたり、固定資産税や自動車税なども金額が自動的に計算されてそれに従って支払います。
経営者は自ら申告し納めなくてはいけません。
したがって、税務申告にはある程度知識が必要になります。
個人で経理業務を行なっている人もいますが、本業との両立は難しかったり税務申告はかなり複雑で苦手な方も多いです。税理士事務所に依頼した方が安心です。
誠実な会計処理をする
「脱税は絶対しない」ようにしましょう。脱税は見つかるものです。
提出した申告書の内容や、密告以外にもバレてしまうルートはたくさんあります。
少しぐらいなら大丈夫とか、知識がなくて申告に虚偽が出てしまったりという場合もあります。
誠実な会計処理を行ないましょう。
会計ソフトを使用しよう
経理業務を行うために、会計ソフトは必須となってきています。
今では、ほとんどの法人が使用しています。
種類は色々ありますが、開業したばかりの会社はクラウド型の使用がおすすめです。
クラウド型の会計ソフトは、会社の規模で値段が決められています。
起業したばかりであれば低価格で利用することができます。
税理士事務所に依頼しよう
開業すると経理業務はとても重要で、疎かにすることなどできません。
しかし、本業が忙しかったり、経理の勉強が不十分だったり、まだ信用が浅い方に経理をお任せするのは不安だったりなど多くの方は経理業務に頭を抱えてしまいます。
そんな時は税理士事務所に依頼するようにしましょう。
税の専門家に依頼することで、経理業務も安心してお任せできる以外にも色んな情報を得ることも出来ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
会社経営には経理業務は不可欠で、経営者は多少の経理の知識を身につける必要があります。
最低限の基礎知識を身につけるために、経理と無縁だった方もぜひ勉強をしてみてください。
また、経理業務が苦手・不安な方は、税理士事務所に相談してみることをおすすめします。
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