さいたま市浦和の会計事務所、中小企業の経営パートナー「税理士法人新日本経営」です。
『GビズID』という行政サービスを利用するためのシステムがあることを皆さんはご存じでしょうか。
このGビズIDとe-Taxの連携が令和6年度の税制改正において盛り込まれ、GビズIDで利用できる手続きが拡大します。
GビズIDについての解説とe-Taxとの連携でどのようなメリットがあるのかご案内します。
GビズIDとは
GビズIDとは法人や個人事業主の方がさまざまな行政サービスにログインすることができる共通認証システムになります。
インターネットから電子申請で手続きがすることができ、いつでも・どこでも手続きができることや時間やコストが削除できるなどメリットがたくさんあります。
電子申請というと難しいイメージがあるかもしれませんが、GビズIDで代表的な電子申請は補助金です。現在、補助金はGビズIDでの電子申請が決められていますので、今後さらにGビズIDの登録が必要になってくる機会は増えると思われます。
e-Taxとの連携
このGビズIDとe-Taxが連携することが令和6年度税制改正で盛り込まれました。
行政手続きのデジタル化推進と納税環境の整備の一環として進められています。
実際の運用は令和8年度以降を目指しています。
e-Taxを利用して申請をおこなうとき、16桁の利用者識別番号と暗証番号の入力が必要になります。
また、申請等の情報については電子署名と電子署名に係る電子証明書をあわせて送信する必要がありました。
もし、GビズIDとのシステム連携が実現すれば、GビズIDでe-Taxにログインをして申請をすることになります。そして、電子署名および電子証明書の送信が不要になります。
IDとパスワードの管理が楽になるかもしれません。
GビズIDが使えるサービス
GビズIDは今後も利用できるサービスが増えていくと予想されます。
現時点で利用できるものを案内しますので、いずれ必要になると思われる場合は早めの取得をおすすめします。
jGrants(補助金申請システム)
補助金の申請、申請後の手続きまでデジタルでおこなえる補助金申請システムです。
IT導入補助金
ITツールを導入する経費の補助をするIT導入補助金の申請手続きなどをおこないます。
社会保険手続きの電子申請(日本年金機構)
各種社会保険の手続きも電子申請が可能です。
DX推進ポータル
企業のDX化が求められているため、DX推進のための支援サイトで、認定制度などの申請手続きなどがおこなえます。
経営力向上計画申請プラットフォーム
経営力向上計画等の認定申請書、経営力向上がおこなわれたことに関する報告書のサポートを利用できます。
参考:経済産業省『マンガでわかる「GビズID」』
GビズIDのアカウントの取得にはオンライン申請か書類郵送申請での取得があります。
郵送の場合はアカウントの発行まで2週間ほどかかりますので、利用したい行政サービスによっては余裕をもって申請をしましょう。
まとめ
さまざまなものがオンライン申請が可能になる一方、それぞれのシステムでIDとパスワードを個別に管理することは手間がかかります。
GビズIDというひとつの共通認証システムでいろいろな行政サービスの手続きができることは利便性の向上につながります。
顧問税理士がいる場合は、申告や各種申請などはお任せしている場合も多いと思いますので事業者の方でe-Taxの利用機会は少ないかもしれません。
GビズIDの利用機会はe-Taxだけでなくさまざまなサービスで利用できますので、業務の生産性効率につながることも考え、申請登録をすすめてはいかがでしょうか。
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