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税理士法人新日本経営コラムシリーズ第3弾「中小企業経営者のための失敗しないDX」の5回目、最終回となります。
ここまで、中小企業のDXについて、海外の状況や国内の事例、そして考え方の整理という視点から見てきました。
DXという言葉はよく耳にするようになりましたが、実際には「取り組んでいる、または検討している」と答える中小企業は全体の約3割程度にとどまっています。
多くの経営者が必要性を感じながらも、どこから考えればよいのか分からずに立ち止まっているのが現状です。
この最終回では、これまでの内容を振り返りながら、中小企業がDXとどう向き合っていけばよいのかを整理してみたいと思います。
DXは「特別なこと」ではない
DXというと、埼信のITや高度なシステムを導入することだと思われがちです。
しかし、本質はそこではありません。
日々の業務の中で感じている違和感や不便さに、どう向き合うか。その積み重ねが結果としてDXにつながっていきます。
海外の事例を見ても、成功している企業ほど「できることから少しずつ変える」という姿勢を大切にしています。
一気に変えようとしない、無理に背伸びをしない。そうした考え方は日本の中小企業にも十分当てはまります。

「分からないまま進めない」ことが大切
DXがうまく進まない理由の一つに「よく分からないまま進めてしまう」ことがあります。
周囲に勧められたから、流行っているから、必要と言われたから、その判断自体が間違いとは言えませんが、納得感がないままでは長続きはしません。
自社にとって何が課題なのか、どこを楽にしたいのか。すべてを言葉にできなくても構いません。
「ここが大変」「ここは変えたい」と感じている部分を、自分なりに整理することが大切です。
その整理ができていれば、次の一歩は自然と見えてきます。
DXは経営者の姿勢を映す
この連載を通じてお伝えしたかったのは、DXはITの話ではなく、経営の話だということです。
業務をどうとらえているか、現場の声をどう受け止めているか、変化にどう向き合っているか。
そうした経営者の姿勢が、DXの進み方にそのまま表れます。
DXに取り組んでいるかどうかは、外からは分かりにくいものです。しかし、日々の業務に少しずつ改善の視点を持てているかどうかは、確実に会社の力になります。
考え始めた時点で、DXはもう始まっている
DXは「今すぐやらなければならないもの」ではありません。
ただ、考えることを先延ばしにすればするほど、選択肢は少なくなっていきます。反対に、完璧な答えがなくても考え始めた時点で、その会社のDXはすでに始まっています。
もし自社だけで整理するのが難しいと感じた場合には、専門家の意見を聞いたり、商工会議所などの支援機関を活用してみるのもひとつの方法です。
いきなり大きな決断をする必要はありません。
話してみることで自社の状況が少し整理されることもあります。
この連載が、DXを難しいものとして遠ざけるのではなく、「少し考えてみようかな」と感じるきっかけになれば幸いです。
◆第1回:DX|DXとは何か?中小企業経営者が最初に知っておくべき本当の意味
◆第2回:DX|日本の中小企業のDXはどこまで進んでいるのか
◆第4回:DX|成功する中小企業DXの共通点
参考:SME Digitalisation to manage shocks and transitions|OECD
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