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新日本経営コラム

第1回:DX|DXとは何か?中小企業経営者が最初に知っておくべき本当の意味

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いつも税理士法人新日本経営のコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。

税理士法人新日本経営コラムシリーズ第3弾が始まります。

テーマは「中小企業のための失敗しないDX」

全5回を予定していますのでぜひ最後までお付き合いください。

 

さて、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉を、本当にここ数年でよく耳にするようになりましたね。

一方で、中小企業の経営者の方とお話ししていると、こうした声を聞くことがあります。

「DXはうちには関係ない」「正直、必要性を感じていない」「今までこれで回ってきたし、困っていない」

DXという言葉は知っていても、自社の経営とどう結びつくのかが見えず、どこか他人事のように感じている。そんな状況の方も多いのではないでしょうか。

実際のところ、DXは「興味があるかどうか」で取り組むものではありません。

気がつかないうちに、経営環境の変化によって「避けて通れないテーマ」になっている、というほうが実情に近いように思われます。

この連載コラムでは、DXを特別なものとして扱うのではなく、日々の経営の延長線上にあるものとして整理していきます。

「DXは必要なのか」「何から考えればよいのか」と感じている経営者の方にこそ、読み進めてほしい内容です。

DXとIT化は、似ているようで違うもの

まず押さえておきたいのは、DXとIT化は同じものではない、という点です。

会計ソフトをクラウドに切り替える。
紙で管理していた勤怠をシステム化する。
これまでExcelで行っていた業務を、専用のアプリに置き換える。

これらはすべて、業務をデジタルで行う「IT化」や「デジタル化」です。

もちろん、業務効率を高めるうえで重要な取り組みですが、それだけでDXと呼ぶことはできません。

DXとは、デジタルを使って業務の進め方や意思決定の仕組みそのものを見直し、経営のあり方やビジネスモデルを変えていくことを意味します。

同じツールを使っていても、経営判断が早くなり、数字を根拠に手を打てるようになり、属人化していた業務が整理されていく。
こうした変化が起きて初めて、「DXが進んでいる」と言えるのです。

 

なぜ中小企業ではDXが進みにくいのか

日本の中小企業では、DXに対して「難しそう」「自社にはまだ早い」と感じられることが少なくありません。

その背景には、いくつか共通する事情があります。

まず、日々の業務に追われ、DXに割ける時間や人材の余裕が限られていることです。加えて、DXの目的が明確でないまま話が進んでしまうケースも多く見られます。

「周囲が導入しているから」「補助金があるから」といった理由で始めたものの、結局使いこなせずに終わってしまうこともあります。

また、中小企業では、経営者自身が頭の中で会社の状況を把握していることも珍しくありません。

「数字はだいたい分かっている」「現場のことは見れば判断できる」と感じている間は、DXの必要性が見えにくくなりがちです。

それでもDXが避けて通れない理由

それでは、なぜ今、中小企業にもDXが求められているのでしょうか。

その理由は、経営環境が以前よりも複雑になり、「勘や経験」だけでは判断しづらくなっているからです。

人手不足は慢性化し、原材料費や外注費は上昇を続けています。

労務管理や働き方に対する社会的な要請も、年々厳しくなっています。

こうした状況の中で、どこで利益が出ていて、どこに無理や無駄があるのかを把握できていない経営は、以前よりも大きなリスクを抱えることになります。

DXは、会社を急成長させるための特別な施策ではありません。

むしろ、会社を安定して続けていくための「経営の土台づくり」と考えたほうが良いでしょう。

 

中小企業のDXは、現実的な一歩からでよい

DXという言葉から、AIや最先端技術、大規模なシステム導入を思い浮かべる方もいるかもしれません。

しかし、中小企業のDXは、そこまで大げさなものである必要はありません。

数字が部門ごとに分断されていないか。
同じ作業を何度も手入力していないか。
経営判断に必要な情報が、必要なタイミングで確認できる状態になっているか。

こうした身近な部分を見直していくことこそが、DXの第一歩です。

重要なのは、どのツールを使うかではなく、「何のためにデジタルを使うのか」を経営者自身が理解していることです。

 

第2回に向けて

この連載コラムでは、日本の中小企業におけるDXの現状や、海外ではなぜDXが当たり前になっているのかといった点を、データや事例を交えながら整理していきます。

また、実際に成果につながりやすい考え方や進め方についても、現実的な視点でご紹介していく予定です。

DXは流行語でも、IT担当者だけの話でもありません。

経営者がどのように判断し、どのように会社を動かしていくかという、極めて経営そのもののテーマです。

 

次回は、日本の中小企業が実際にどこまでDXに取り組めているのかを、調査データや現場の感覚を踏まえながら見ていきます。

 


◆第1回:DX|DXとは何か?中小企業経営者が最初に知っておくべき本当の意味

◆第2回:coming soon・・・

◆第3回:coming soon・・・

◆第4回:coming soon・・・

◆第5回:coming soon・・・


 

参考:2025年版 中小企業白書|中小企業庁

参考:SME Digitalisation to manage shocks and transitions|OECD

参考:IT・デジタル化導入事例サポート|さいたま商工会議所

 

 

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