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「地域コングロマリット経営」シリーズ第2回目です。
第1回目は<こちら>
「中堅企業化」という言葉を耳にしても、具体的にどのようなメリットがあるのか、イメージしにくい方も多いのではないでしょうか。
企業が持続的に成長していくためには、規模の拡大とともに「労働生産性を高めること」が大きな鍵となります。
今回は、中堅企業化によって得られる具体的なメリットについて見ていきましょう。
中堅企業化にはどのようなメリットがあるのか
まず、中堅企業化は労働生産性を高められるメリットがあります。
そして、労働生産性を高めることで企業が生み出せる付加価値が増えます。
それが、競争力の源泉となり従業員や顧客、関係者へ更なるメリットを提供することにつながります。
中小企業の労働生産性が低いために日本全体の労働生産性が下がってしまっているという現状にあります。
つまり、企業規模が大きいほど労働生産性が高い傾向にあります。
規模拡大がもたらす求人面での強み
まず、求人から見ていきます。
企業規模の大きさは求人面でも有利に働きます。なぜなら、「賃金」「採用・育成」「企業認知」の3点で、規模の小さい企業に勝っているからです。
【一つ目の賃金について】
企業規模が大きければ労働生産性が高い傾向にあり賃金にも反映されます。高い賃金を出せることで人が集まりやすくなります。
【二つ目の採用・育成について】
規模が大きくなるほど企業内部に人事機能を持っていることが多いでしょう。人事機能があるということは、採用・育成について専任や専任に近いポジションが配置されているということであり、細やかな対応が可能となります。
【三つ目の企業認知について】
企業規模が大きいということは、それだけ求職者がその企業を知っている確率も高くなります。商品、サービスや企業自体のブランドイメージが有利に働くことも多く、求人に対して応募が集まりやすいと考えられます。
資金調達力の向上と投資余力
次に、資金調達力で事業を成長させていくことができます。
調達力が高まるのは人材だけではなく、規模が大きくなると資金調達力も高まっていきます。資金調達力が高まるということは事業に投資できるということです。
事業に投資できるということは、企業がそのままでいることのリスクヘッジにもつながります。
このように、企業規模が大きくなると様々なメリットがあります。
日本の全企業のうち、約99%が中小企業です。中小企業が成長してこそ日本全体が向上していくでしょう。
次回に向けて
今回は企業規模を大きく(中堅企業化)することでどのようなメリットがあるのかについて解説しました。
次回、いよいよ「地域コングロマリット経営による中堅企業化」についてです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
◆第1回:地域コングロマリット経営|逆風の時代を生き抜くために
◆第4回:地域コングロマリット経営|第二本業化で成長を加速させる
◆第5回:地域コングロマリット経営|既存事業と第二本業の戦略モデル
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