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税理士法人新日本経営コラムシリーズ第2弾「100億宣言」3回目です。
「100億宣言」によって、全国各地で成長を加速させる中小企業が生まれています。
では、実際に成果を上げている企業にはどのような共通点があるのでしょうか。
ここでは、宣言企業の事例をもとに、100億円を超える企業の成長方程式を探ってみましょう。

成功している企業の特徴
成長企業は4つの共通点があります。
1.事業の選択と集中
2.デジタル技術の積極活用
3.人材・組織への投資
4.経営者自身の覚悟
それぞれ確認してみましょう。
事業の選択と集中
まず第一の共通点は、「事業の選択と集中」を明確にしていることです。
売上拡大を目指す際、事業を増やすよりも、強みのある領域に経営資源を集中する企業ほど成功しています。
たとえば、ある製造業では、得意分野の部品開発に特化し、下請けから自社ブランド製品へ転換しました。そこから利益率を高めながら、国内外で販路を拡大しました。
つまり「何をやめるか」を決める勇気が、成長の第一歩となっています。
デジタル技術の積極活用
そして第二の共通点は、デジタル技術を積極的に活用してる点です。
生産管理や営業活動をDX化し、業務効率を大幅に向上させた企業は少なくありません。
ある食品メーカーでは、受注・出荷データをリアルタイムで可視化する仕組みを導入したことで、在庫コストを20%削減できました。同時に、データ分析を活用して新商品の開発スピードも上げました。
テクノロジーを単なるコスト削減ではなく、「成長の武器」として使う姿勢が鍵となっています。
人材・組織への投資
第三の共通点は、人材と組織への投資です。
100億円を目指す企業の多くは、「人が成長しなければ企業も成長しない」という信念を持っています。
採用段階から理念を共有し、社員が主体的に動ける体制をつくることに注力しています。特に、次世代の管理職育成や、外部人材の登用を通じて、組織の多様性とスピード感を両立している企業が目立ちます。
経営者自身の覚悟
そして最後に、経営者自身の覚悟です。
成長企業の経営者は、数字だけでなく「どんな社会的価値を実現したいのか」を明確に語ります。
単に100億円という売上目標ではなく、「社員と共に成長する企業でありたい」「地域に雇用を生み出したい」といった使命感を持ち、それが組織全体の推進力になっています。
まとめ
このように、成功する企業には「集中・DX・人材・覚悟」という共通の軸があります。
100億宣言は、これらの要素を整理し、経営の方向性を再確認する良いきっかけとなり、成長戦略を言語化することで、組織全体の方向性が揃っていきます。
次回は最終回として、宣言をどのように自社の成長戦略に落とし込み、実践へつなげていくかを考えます。
◆第1回:100億宣言|中小企業の新しい成長宣言!政府が掲げる「100億円の壁」を超える意味とは
◆第2回:100億宣言|100億円を目指す企業だけが受けられる支援とは?
◆第3回:100億宣言|100億円企業に共通する「3つの戦略」宣言から見える成長の鍵
◆第4回:coming soon・・・
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