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【インボイス制度】銀行手数料について確認しよう

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さいたま市浦和の会計事務所、税理士法人新日本経営です。

 

「仕入税額控除をするためにはインボイスの受け取りと保管が必要」

会計事務所として私たちも実際にこのように顧問先様へご案内をしています。

では、銀行の手数料はどうなるのでしょうか?

・通帳には「振込手数料」と出てくるけれど、インボイスは受け取っていない

・ATMを利用した場合はご利用明細を保管しておけばいいの?

この対応について大手銀行等が対応を示しています。銀行の手数料についておさらいをしつつ、各行の対応を確認していきましょう。

 

ATM利用の手数料は帳簿のみ保存の特例で仕入税額控除が可能

ATMや両替機等に係る手数料は帳簿記載のみで仕入税額控除を適用できる「自動販売機特例」の対象となります。この特例は手数料が3万円未満であればインボイスの交付は免除される、というものです。

注意が必要なのは、利用時に発行される「ご利用明細書」はインボイスではない、ということです。

この「ご利用明細書」にはインボイスの登録番号や税率などが記されていません。

インボイスの要件を満たしていなくても慌てる必要はないのでご安心ください。

 

インターネットバンキングはWEBか書面で確認を

楽天銀行はログイン後に確認ができる「入出金明細画面」「取引履歴明細証明書」をインボイスにするとしています。毎月、こまめにログインをして取得漏れがないように注意しましょう。

詳しくはこちら>>>楽天銀行「インボイス制度開始に伴う対応について」

 

三井住友銀行では、インターネットバンキングにかかる「EBサービス手数料計算書」「振込・振替サービスご利用明細」がインボイスとなります。総合振込や給与振込の都度、振込手数料が引き落とされる場合も「為替手数料計算書兼請求書」がインボイスとなり、どれもWEB又は書面で交付されます。

詳しくはこちら>>>三井住友銀行「インボイス制度(適格請求書保存方式)対応についてのお知らせ」

 

自動振替の手数料は事前申し込みについて確認を

自動振替を利用している場合には事前に申し込みを行う必要がある銀行が多いようです。

例えばみずほ銀行はWEB交付の場合は「みずほWEB帳票サービス」への申し込みが必要です。

詳しくはこちら>>>みずほ銀行「『みずほWEB帳票サービス』のお申込方法について」

 

川口信用金庫はインボイス発行依頼書を窓口に提出する必要があり、その後インボイス管理票が発行されます。

詳しくはこちら>>>川口信用金庫「インボイス制度(適格請求書等保存方式)への対応に関するお知らせ」pdf

 

月締めでまとめてインボイスを交付をする銀行も

ほかの提供方法としては、1か月分の利用をまとめて交付を行う銀行もあります。

横浜銀行では領収書が発行されない取引には「インボイスのお知らせ」が交付されます。特徴としては1か月分の取引がまとまったものが毎月交付され、WEBで確認ができるということです。またPC操作が難しい方向けに音声ガイダンスの専用ダイヤルも設けられています。

詳しくはこちら>>>横浜銀行「インボイス制度(適格請求書等保存方式)への対応に関するお知らせ」

 

第四北越銀行は「定額自動送金」のサービスを利用している場合に毎月「通知書」が送付され、この「通知書」と「通帳」の取引履歴をもってインボイスとみなすとしています。通帳も合わせて保管を行いましょう。

詳しくはこちら>>>第四北越銀行「インボイス制度(適格請求書等保存方式)への対応に関するお知らせ」

 

窓口での利用によるインボイスは

窓口利用の場合はその場で領収書や手数料受取書、手数料受領書が発行され、それがインボイスとなります。

また、みずほ銀行は振込依頼書をインボイス対応のフォーマットに変更したため、古いものが手元にある場合は使用しないようにと呼びかけています。

 

個人事業主の場合は?

個人の通帳は主に消費者が利用することが多いため、インボイスの発行には少し手間がかかるようです。

例えば三菱UFJ銀行は個人事業主の場合、まず本人確認の上WEBフォームから申込を行います。その後メールでインボイスのダウンロードリンクが届きますが、インボイスが必要となる都度、交付依頼を行う必要があるため取引量の多い方は特に注意が必要です。

 

まとめ

銀行手数料のインボイスは、

・事前申込が必要か、自動的に受領ができるのか
・申込方法はWEBか、窓口か
・郵送で受領するのか、WEBで確認を行うのか、窓口で受け取りか
・必要な都度請求をするのか、自動的に受領できるのか

銀行によって対応が異なります。利用している銀行ごとにきちんと確認を行いましょう。

 

 

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